Q.ホウ酸ダンゴの作り方は?

ゴキブリ退治に,ホウ酸だんごがよくきくことは一般によく知られています。ホウ酸は,無色・白色の結晶または粉末状の物質で,殺菌効果があり眼の洗浄に用いられます。また,ホウ酸は殺菌効果を有するので,ゴキブリ退治などの殺虫目的にも使用します。ジメジメした暗い場所を好むゴキブリは,湿気が多く気温も高い梅雨から夏にかけて繁殖します。梅雨から夏までにホウ酸ダンゴをつくり,おいておけばゴキブリの繁殖予防になります。ホウ酸を成分とした製品が市販されていますが,市販のゴキブリ殺虫剤よりも安全性や効果ともに高いとして広まり,手作りをする人が増えてきています。
作り方は,基本的には,ホウ酸をあらかじめ容器に入れておき,その中に,小麦粉,玉ねぎ,砂糖,少量の水などを少しずつ入れて,固さが耳たぶぐらいになるようによく練って調整し,天日干しをして十分乾かします。ダンゴの表面が白い粉が生じると出来上がりです。

【材料1】
・ホウ酸 50g
・小麦粉 カップ2杯
・砂糖 大さじ4杯
・水または牛乳100~140mL
【材料2】
・ホウ酸 250g
・米ぬかまたは小麦粉 カップ1杯
・砂糖 大さじ1杯
・玉ねぎ 1個
・牛乳 少量
・水 少量  あと,少量の卵や牛乳を加えます。
【材料3】
・ホウ酸 250g
・小麦粉 100g
・砂糖  15g
・玉ねぎ 1個
・牛乳 少量
・水 適量  これにリンゴ,蜂蜜,ジャガイモなどを加えます

【作り方】まず,玉ねぎは皮を剥いて,茶色の部分を切り落としタマネギをみじん切りにしたり,すりおろして他の材料と良く混ぜ合わせます。例えば,ホウ酸以外の材料をミキサーで良く撹拌して最後にホウ酸を混ぜて良く練ったり,ビニール袋に,すりおろした玉ねぎ,ホウ酸,砂糖,小麦粉を入れて,袋の上から手で揉んで粉類や玉ねぎが偏らないように混ぜ合わせます。そして牛乳などを少しずつ加えて生地の状態を耳たぶくらいの柔らかさにします。タマネギの水分が多すぎてかたまらない時は,小麦粉を足していきます。耳たぶくらいの柔らかさになると食べやすい大きさ(直径2~3㎝ぐらい)に丸めて団子を作ります。このままですとカビが生えてしまったり腐敗してしまうので通常は2~3日間くらい天気のよい日に天日干しをして十分乾かし、天日で干す際に間違ってペットや小さいお子さんが食べてしまわないように注意を払います。子供の誤食事故も増加傾向にあります。ホウ酸中毒では,便が青緑色となる特徴があります。
誤食事故を防止するために,作った団子にトウガラシをまぶしたり,瓶のキャップを容器として団子をいれたり,外観を少し違えた雰囲気にすることも工夫のひとつとなります。
【使用方法】ゴキブリは,臭覚神経が発達しています。そのため,大好物をから発するにおいには敏感であり,ホウ酸ダンゴに好物である小麦粉や砂糖,玉ねぎなどを混ぜておくと,その匂いにおびき寄せられます。ゴキブリが出没しそうな場所(暖かくて,湿気のある狭いすき間),例えば,ガス台や冷蔵庫の裏側,戸棚の中や引出しの奥などに置き,2~3ヶ月に1回くらい取り替えるのが理想的です。
【効果発現時期】ゴキブリはホウ酸によって神経が麻痺し,体内の水分がなくなってひからびてしまい死にいたります。効果は4日後ぐらいから出始め,一番駆除効果が高いのは1カ月後ぐらいです。
【注意事項】ホウ酸ダンゴは食べられません。子供たちが間違って食べないように置く場所に気をつけてください。 犬や猫にも注意しましょう。

【医薬品情報管理室】