蚊にさされるとどうして痒いのですか?

蚊は人間の皮膚を刺してまず唾液を注入します。この唾液は、人間が痛みを感じなくさせる麻酔成分と、血を吸いやすくするための血が固まらなくなる成分が入っています。

かゆくなるのは、この成分に対するアレルギー反応です。アレルギー反応が起きると、身体の細胞から「ヒスタミン」という成分が放出されます。このヒスタミンが神経を刺激して、「かゆい」という感覚が発生します。

蚊にさされた時のアレルギー反応には「遅延型」と「即時型」の2つのタイプがあります。これらの反応は年齢とともに変化します。一般に乳幼児は、刺されて1~2日後にかゆみが現われる「遅延型」が多く、その後、大人になると症状がすぐでる「即時型」が現れるようになると言われていますが、個人差があるので一概には言えません。

かゆいからといってかきむしると、かき傷から細菌が入ることもあるので注意が必要です。

何もしなくても痒みは自然に治まりますが、痒みが強ければアイスノンや氷で冷やすと痒みが落ち着きます。

乳幼児の「遅延型」の場合は、炎症を抑えるステロイド外用剤が有効ですが、使用にあたっては医師や薬剤師に相談してから使用してください。(処方せんなしで買えるステロイド外用剤もあります。)

蚊に刺されないようにあらかじめ虫よけスプレーを使用するのもひとつの方法です。虫除けスプレーの成分には、「ディート」「イカリジン」「ハーブなどの天然成分」の3種類があります。

自分にあったものを選んで、注意書きをしっかり読んで正しく使用してください。

成分 特徴や注意点
ディート 12歳未満の子供に対しては使用制限ある。長時間塗ったままにしない。ジカ熱やデング熱といった感染症を媒介する蚊やダニへの対策のため高濃度のものも認可されている。
イカリジン 年齢制限なしで使用できる。
ハーブなどの天然成分 虫が嫌うハーブを使用。天然由来の成分なので赤ちゃんや肌の弱い人も使えるが、ディートやイカリジンに比べ効果は弱い。